人工透析外来

概要紹介
担当医師の赤木正彦

担当医師
赤木 正彦(あかぎ まさひこ)

現在、日本の透析患者は30万人を超え、熊本は透析患者の割合が全国1位です。 また、成人の8人に1人が透析予備軍であるCKD(慢性腎臓病)と言われています。

当院でもCKDの重症化予防対策に力を入れているところですが、治療にもかかわらず、残念ながら透析が必要になる患者さんがいます。

これまでは、透析が必要になった時は、他の病院に紹介していたのですが、長年通院していただいている患者さんが当院で継続して治療が受けられるように、病院2階医局部分を透析室に改修し透析を行っています。

医師、臨床工学技士、看護師、管理栄養士、臨床検査技師、薬剤師、理学療法士、事務等からなる透析チーム(チームそらまめ)を結成しました。 現在では、慢性腎不全の透析だけでなくその他の疾患に対する急性血液浄化療法にも対応しています。

またCKDの管理にも重点を置き、糖尿病・高血圧グループとも連携し、全身管理や患者指導にも力を注いでいます。 シャント造影・治療(PTA)に対しても、血管造影検査チームと連携し、カテーテルによる負担の少ない治療を提供しています。

外来透析

当透析室は、経験豊かなスタッフと最新の透析機器により、安全で安心できる透析治療を提供しています。 室内は、内装を明るく開放的な雰囲気にし、ベッドには液晶テレビも備え、長い透析時間も快適に過ごしていただける造りにしています。

また、患者さんの状況に応じて、送迎の対応も行っていますので、ご相談ください。(※患者さんの状態・地域・時間によって希望通り送迎サービスができない場合もございます。)

外来透析診療時間

午前:8:00~(月~土)

午後:14:30~(月・水・金のみ)

午前
午後

※祝日も行っています。 ※時間は場合により前後する事があります。

外来透析のお問い合わせ

地域医療連携室

Tel:096-381-3352(直通)

月~金/8:30~17:00

土/10:00~12:00

入院透析

維持透析を行っている中で起こる様々な合併症により、入院治療が必要な急性疾患を発症された方を対象に、当院の診療科で対応可能な透析患者さんの入院透析を行っています。 また血液透析の他に、急性血液浄化療法や多岐にわたる血漿交換療法・吸着療法などにも対応します。

治療内容
治療法 対象疾患
CHDF 全身性炎症反応症候群、劇症肝膵疾患など
GCAP・LCAP 潰瘍性大腸炎、関節リウマチ
CART 難治性胸水・腹水症
血漿交換療法 難治性胸水・腹水症重篤な肝疾患・膠原病・自己免疫疾患など
血液吸着療法 薬物中毒、エンドトキシン血症など
血漿吸着法 劇症肝炎、ASO、家族性高コレステロール血症、SLEなど
入院透析のお問い合わせ

地域医療連携室

Tel:096-381-3352(直通)

月~金/8:30~17:00

土/10:00~12:00

透析室の装置
  • RO装置(逆浸透水処理装置)・MHS501-H(日本ウォーターシステム)

    RO装置(逆浸透水処理装置)MHS501-H(日本ウォーターシステム)の写真
  • 透析コンソール(個人用多用途透析装置)
    DBBNX・DBB-100NX

    透析コンソール(個人用多用途透析装置)DBBNX・DBB-100NXの写真
  • DBG―03

    DBG―03の写真